ジャイロコンパス及びオートパイロット

実施年月日2020年10月12日(火)

ジャイロコンパス及びオートパイロット

7.1 事前レポート

1.ジャイロコンパスの TG-100 型の形式を述べよ。

TG-100型は積分器や無接点発信機の採用、半導体技術の応用などが取り入れられている、また、自動起立、自動調整における技術も従来から東京計器が開発してきたものである。さらに船が動揺してもコンパスカードが揺れない構造となっている。しかし、SOLAS条約との関連で製造停止になっている。

TG-100型は次のものによって構成される

  1. マスターコンパス 2.発針箱 3.警報器 4.レピータコンパス

2.ジャイロスコープの 2 大特性について説明せよ。

1.方向保持性:ジャイロの回転は空間の一定方向を保持し続ける。 
2.プレセッションの性質: 回転軸に力を加えると普通の物体と異なり、力と直角な方向に軸の旋回が起こる。この旋回運動をプレセッションという。

  • 短時間静定法について説明せよ。

ジャイロの回転が上昇し正常運転状態になった後、マスターコンパスのカードを真方位に合わせ、垂直内環上にある水準器を50(水平)にする。そのためにはジャイロに対してトルクを与えて、ジャイロ軸の方位と傾斜に関しプレセッションさせ、必要とする状態に合わせるようにしなければならない。

  • 突然にオートパイロットが故障し、操舵や不能に陥った。順序立てて故障個所を調べながら、操舵が可能となるための対処方法について述べよ。
  • 自動操舵から手動操舵に切り替える
  • システムセレクタースイッチを切り替える
  • 手動操舵からノンフォローアップ操舵に切り替える
  • システムセレクタースイッチをオフとし、操舵機室にてトリックホイール操舵を行う